湯たんぽ、正しく使ってますか?本当は怖い低温火傷。

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By: Travis Sanders

ここ数日、冷え込む日が続きます。
我が家の暖房器具はエアコンとこたつですが、寝る前には湯たんぽを愛用しています。
いえ、愛用していました。

というのも、湯たんぽで低温火傷をしてしまい、もう湯たんぽを使う気になれず・・・

寝る前にお湯を沸かして湯たんぽに入れて、布団の足元に放りこむとほぼ一晩中、足元がぽかぽか。
湯たんぽの中の水は、洗濯につかえますし(微々たる物ですが)、エコな暖房器具だよなー、と思っていました。

冷え込みそうな夜、いつものように寝る前に湯たんぽを用意しました。
ただ、いつもの小さい湯たんぽ(容量0.6リットル)ではなく久しぶりに大きい湯たんぽ(容量2.6リットル)を。

それが、最初の大きな間違いでした。

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夜中にひりひりとした痛みで目が覚める。それが、低温火傷の始まり。

夜中、なんだか足が痛くて目が覚めました。
正確には、右のすねの辺り。
寝ぼけながらすねを確認すると、暗い中でも赤くなっているのがわかりました。

日中にどこかで打った覚えもないし、いくら寝相が悪くても夜中にこんな赤くなるまで打つような物もありません。

なんだ・・・?
あっっ、湯たんぽ!!!

それ以外物がないのもありますが、寝ぼけた頭でよく思いついたと思います。
これが噂の低温火傷・・・と思いつつ、火傷なのでまずは保冷材で冷やしました。

パジャマの上から保冷材をあてながら、パジャマが患部に触れるのも痛いのでどうしたものか・・・とiPhoneで検索。
温潤療法といって、患部を乾かさないようにするのがいいらしい。
患部にラップ+ワセリンか、キズパワーパッドを貼って、ひたすら保湿。

キズパワーパッドなら指を切ったときに使ったのが残ってたはず、と普通サイズをあっただけ3枚並べて貼り、痛みと戦いつつその日は眠りにつきました。

翌朝、まだ事の重大さを理解していなかった私

翌朝、傷口は水ぶくれになっていました。
しかも結構大きな。5×3センチはあるでしょうか。

夫にジャンボサイズのキズパワーパッドを買ってきてもらい、張り替えました。

でもしばらくたってみると、キズパワーパッドが傷口の水分を吸って白く膨らんできました。
その日は2回貼りかえました。
張り替えるたびに水ぶくれが破れるし、痛いし、水ぶくれから水分が流れ出るし、傷口はちょっとしたグロ画像。

本当にキズパワーパッドで大丈夫だろうか、とは思いましたし、土曜日だったので午前中に病院に行くこともできました。
でも、我慢できないほどの痛みではないし、その日は予定もあったので、病院にはいかず。
だんだん痛みもひいてくるでしょ、と思っていました。

ところが。

だんだん痛みはひどくなる。
土曜日の朝は普通に歩いていたのに、日曜日には、痛くて歩けない(歩きたくない)ぐらいに。
水ぶくれも、貼りかえるたびに破れて、また膨らむ・・・

これはまずいかも・・・

土曜日に病院に行かなかった自分を恨みつつ、月曜日に皮膚科にかかかりました。

そして、総合病院を紹介される

月曜日は痛みはだんだんひどくなり、我慢できずに昼休みに皮膚科へ。
歩くのも、もう辛くて。足を少し引きずりながらでないと、歩けませんでした。

「湯たんぽで火傷して・・・」

といったら、先生があー・・・という顔。

「低温火傷はひどくなさそうに見えても難しいから、大きい病院で見てもらったほうがいいかもしれない」と患部を見る前から言われました(汗
傷を見て、「けっこうひどいね。場合によっては皮膚の移植が必要かも・・・総合病院の紹介状書くから、明日行ってください。」、と。

処置は、ラップ+ワセリンで傷口の保湿と紹介状。

会社に戻って半泣きで半休申請を出して翌日総合病院に。

総合病院では、消毒効果のある軟膏を処方してもらいました。
軟膏+ガーゼ(普通のではなく、片面が加工してあって傷口にくっつかないタイプ)+包帯で1日1回取替え。

1~2週間に1度通院して患部を見せて下さい。皮膚が壊死しているなら、壊死している部分を取り除かなければいけないかもしれません(そうしないと、皮膚が再生しないらしい)・・・ということでした。

しばらく通院が必要なのは、低温火傷は「弱火でお肉を焼いたときみたいに、中まで熱が通っちゃうから(と、看護師さんに言われました)」軽く見えてもだんだんひどくなってくるし、時間が経たないと傷の程度が分からないんだそうです。

感染症防止のために抗生剤や、痛みがひどいときには痛み止めを処方される場合もあるようですが、私は体外受精の移植後なので飲み薬はやめておきました。痛みのピークは過ぎていたようですし。

シャワーの時は、よく泡立てた石鹸で患部を洗い、水で流して軟膏+ガーゼの取替え。
水がすっごく染みます・・・

低温火傷のここが怖い。自己判断せずにすぐ病院へ。

低温火傷の怖いところは、軽くみえても、皮膚の奥まで熱が通っているため見た目より重症のことが多いこと。
そして、皮膚の奥までじっくり焼いている分、治るのにも時間がかかります。

最初は大したことがなさそうに見えるし痛みも少ないから、病院行くまでもない、と自己処置をする。
だんだん痛みもひどくなり(はい、私のことです)、あるいは全然治る気配がないからしばらくたって病院へ行ったものの、最初の処置が適切でなかったため傷跡が残ることに。
さらにひどいと、感染症などを引き起こすこともあります。

低温火傷は甘くみないで、すぐ病院へ。

湯たんぽは正しく使いましょう

湯たんぽは、寝る30分ほど前に布団にいれ、寝るときは布団から出すのが正しい使い方だそうです。

私は火傷するまで知りませんでした・・・

最後までお読みいただきありがとうございます。
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日記
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コメント

  1. Chuck より:

    千波さん、はじめまして!Chuckと申します。

    ブログの旅でお邪魔しました。

    私は北海道に住んでいます。毎晩のように湯たんぽを使用いるので
    思わず見入ってしまいました。そして、低温火傷の怖さに驚きました。

    参考になる記事に巡り合えたことに感謝します。

    応援完了です!

    • 千波 より:

      Chuckさん、コメント&応援ありがとうございます!

      北海道だと、暖房も大変そうですね。
      湯たんぽは私も今までは愛用していましたし、正しく使えば問題ないのでしょうけれど・・・寝ているときの暖房器具って難しいです^^;
      私の場合、病院に行くのが遅くなって痛みが増したような気がします。

      Chuckさんも正しくお使いください(`・ω・´)

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