流産の手術の日。
持ち物は診察券、保険証、手術承諾書、麻酔問診票、ナプキン（大きいの2～3個）、前開きのショーツ。
前日は21時以降絶食、0時以降なので、少しお腹がすいたな、と思いながら朝9時過ぎに病院に。
外来で体重、血圧、体温を測り、そのあと内診でした。
やはり心拍は確認できず、大きさも大きくなっていないので、予定通り処置を行うことになりました。
子宮の入り口を開きやすくするために器具を挿入し、病室で待ちます。
着替えて待っててくださいとのことだったので、上の下着は全部外し、前開きのショーツに着替えました。
そのあと、抗生剤の入った点滴をしました。この点滴は手術が終わるまでずっとつけっぱなしだそうです。
約4時間後に処置と聞いていましたが、2時間ほどたったところで処置となりました。
手術室に到着したら、ベッド（ただし内診台のように足を上げる場所がある）に横になり、あとはされるがまま。
足を固定、心電図、血圧計をセット、その間に先生からの説明。
「手術後は1週間後ぐらいに一回見せてもらって、手術から1ヶ月ぐらいしたら、生理が来ると思います。そしたら体はもう大丈夫だから、その次（の生理）からまた頑張りましょうね。」
そういわれて、少し泣きそうになりました。
麻酔をしたあとは、だんだん頭がぼーっとしてきましたが、全く意識がなくなるわけではありませんでした。
痛みは全くないけれど、なんとなくお腹に違和感があって、今処置中なんだな、とぼんやり思っていました。
かかった時間は10~20分でしょうか。はっきりとはわかりませんが、短かったです。
病室に戻って一人になって、終わったんだなぁ、と思ったらなんだかどんどん涙が流れてきました。勝手に涙が出てくるし、止まらない。
そういえば、稽留流産と言われてからちゃんと泣いてなかったな、と思いました。
10分ほど泣いてようやく落ち着いて。
泣きすぎで鼻水ダラダラだったので、鞄からハンカチとティッシュを取るために起き上がりました。
ちょっと視界がぼんやりするけど、ふらつきはありませんでした。
お腹も、なんとなく重いような違和感があるだけで、幸い痛みはありませんでした。
そのあとは特に何もなかったので、薬をもらって約2時間休んだらお会計をして、退院。
お腹はなんだか違和感があったものの、痛いというわけではなかったので、薬は痛み止めはなく抗生剤のみでした。
退院後の注意事項は、お腹が痛い場合は何でもいいので市販の痛み止めを飲んでくださいとのこと。
そして、出血があった場合、生理の少ない日ぐらいだったら様子見、多い日ぐらいの出血だったら、病院に連絡を、とのことでした。
その日は帰宅後もお腹が重いような感じがありましたが、痛みも出血もありませんでした。
ただ、ずっとぼーっとしていました。現実を受け入れられない感じ。
コメント